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2007年10月 3日 (水)

父の残した本

Scan1 ある日、地元長野の地方局SBCラジオを、それほど頻繁ではない市内の移動中に聴くともなく流していると、「伊那谷めぐりあい」という番組で私の父親の名前が聴こえたような気がしてボリュームを上げた。

「まつざき まさはるさんが・・・・・」

確かにそうだ。

 私の父、松崎正治(読みは「マツザキ ショウジ」が正しい)は名古屋に本社を置く中部経済新聞社の記者で、昭和52年12月に『信州の特産と鉄道』(銀河書房)、その2年後の昭和54年10月に『信州旅の歳時記』(りくえつ)をそれぞれ出版している。

 最初の「信州の・・・」は、信越放送(SBC)発行の月刊誌『日本の屋根』に昭和47年9月から、昭和52年7月まで連載していた「特産・運輸発達史から」というタイトルの記事をまとめたものだ。その中の「伊那のナシ」というセクションで、「伊那ナシの現代史」を切り開いた人物として紹介されている桃沢匡勝氏は、父にとっては取材対象を越えて公私共にお世話になった方である。

 今回ラジオで紹介されていたのは、その桃沢匡勝氏のご子息の桃沢匡行氏(76)が、飯田線開通70周年にあわせて出版された『飯田線と伊那谷の梨』である。ご自身もナシ農家を営まれ、地元の郷土史研究家でもある桃沢氏が、父の本の一部に訂正をされたものにご自身の研究成果とお父様の未完成の歴史研究を合せて1冊の本にまとめられたもので、地元のナシ栽培の一線に立ってこられた桃沢氏の第1級の研究成果として、長く伊那谷の歴史に残るすばらしい本であると感じた。

 実は直接電話をかけて、あつかましくも「読みたい」とお願いしてしまったのだ。さまざまな地方紙に紹介された記事のコピーとともに2冊もお送りいただいたので、早速仏壇に供え、報告をした次第だ。

 あの移動中の車の中で、ほんのひと時流れたラジオが導いた今回の不思議な縁は、わが父が、上記2冊の本をろくに読んでもいない私に向かって、「この際だから読んどけ!」という気持ちで用意してくれたのではないかと、そんな気がしている。

 桃沢さんとはお電話でひとしきり昔話をさせていただいた。これからも地元の歴史研究に尽力されるとのこと。お元気で活躍されることを祈るばかりである。

 この本は桃沢さんの自費出版で、ごく地域的にしか出回っていないとのことだか、興味のある方は「長野日報」の記事をリンクしておくので確認していただきたい。

一部抜粋しておく。

「248ページ、1800円。申し込み、問い合わせは桃沢さん(電話0265・86・2707)へ。 」

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コメント

arujunaheartさんのお父さんは新聞記者さんだったのですね。それで本を2冊も出版されているなんてすごいです。
arujunaheartさんの文章が上手なのは、お父さんの血ですかね?
それにしてもラジオで流れた一瞬を聞いていた偶然というのもすごいです。運命を感じます。
昨日はお疲れ様でした。また写真送りますね。

投稿: テレマルカー | 2007年10月 9日 (火) 12:44

親父の講義を高校のころ受けていました。
長野経済短大で「文章学」という授業をしていたみたいで、小論文の添削とかをしてもらった記憶があります。
そこで教わった良い文章とは、「簡潔で分かりやすい文」です。
ところが私の書くものはほぼすべて一文が長く、表現がくどくて、自分で読み返しても分かりづらい。ひねくれた私の性格が良く出ていると思います。
それは、分かりやすさや伝わりやすさという機能的な問題を飛び越えて、私の強烈な個性を形成していると思ってあきらめています。
テレマルカーさんの文章のほうが100倍読みやすくて良い文章です。だからたくさんの訪問者がついてくるのです。
反省、反省・・・・・・・

投稿: 管理人 | 2007年10月 9日 (火) 23:52

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