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2008年7月31日 (木)

インスターレーションという芸術

 前のエントリーのコメントに書きましたが、インスターレーションとかパフォーマンス・アートという芸術の表現技法があります。初めて聞くという方は、wikiあたりで調べてみてください。ちょっと分かりづらいけど解説されています。

 ボクの中では、インスターレーションもパフォーマンス・アートも、日常慣れ親しんだ「時間」あるいは「空間」を切り取って見せてくれる表現技法という感じですね。自分の生きている生活空間は、地域の共同体構成員に共有された共同体のコードによって埋め尽くされています。それは共同体の構成員にとっては特別なものではなく、あくまでも自明なものであるために意識することなく順応し、疑問に思うことも無い。さまざまな社会関係にも、地域のさまざまな場にも、共同体のコードは張り巡らされており、ネットの普及により地域、地縁から自由になったと言われてはいても、実際のところ多くの価値観が共有され、季節の風や車の音、電車の音、鳥の声、空気の匂い、川の水音、神社のお祭り、ビルのが作る影、学校の校歌など、数え上げればきりがない日常の風景を共通前提として人間は成長してゆきます。

 そんな共有された当たり前のものを、あたかも他人事のようにみることができる装置が、インスターレーションであり、パフォーマンス・アートなのだとボクは考えます。笑ったり、驚いたりして、後でよく考えたら、実は自分を笑ったり、自分に驚いたりしていたことに気づく。自明であった世界が急に不確かなものとなり、これまでの「当たり前」が、特別なものごとであるかのように目の前に立ち現れてくるというわけです。

 自分自身や、自分がやっていることを「他者の目」で見せてくれる芸術、それがインスターレーションでありパフォーマンス・アートであると思うのです。

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2008年7月21日 (月)

夏祭り、終了しました

戸倉上山田温泉夏祭りが終了して、これから片付けです。

昨日は(というか今日は)未明の3時半くらいに解散して自宅に戻り、なぜかお湯を沸かしてカップラーメンを食べたのでした。酔っ払いのすることは分かりません。大量にリバースしたので、熱い麺とスープが食道と胃にしみました。

昨日の最後のお店で、わが社のメインサイト「裏千曲市」で勝手にリンクを張らせてもらっている、千曲市が世界に誇るフラワーアーティストの柿崎順一氏にお会いして、非常に刺激的名お話を聴かせていただく機会に恵まれました。

「ヨーロッパに行くのはもう飽きた」と話された柿崎氏ですが、中でもよく行くスウェーデンのストックホルムについて、地元住民の気質、特に一人でドーンと思索の海の底へ潜っていく傾向や、ジェンダーについての考え方など、そこに暮らしたことが無いと分からない興味深いお話を聴かせていただきました。

現代アートの作品が主催者側に理解されないことが多くて大変みたいです。時間の経過とともに花にも人にも刻まれていく傷や経年劣化があって、それはでも決して悪いことではないという考え方から、競争原理によって発生する市場価値を離れた、「そのものが持つ美」を追求したいという柿崎氏のアーティストとしての姿勢の一端をお聴きすることができて、短い時間でしたが私にとって実に有意義な時間になりました。

お祭りのことで書きたいことはたくさんあるのですが、そろそろ片付けに出かける時間になりましたので、今朝のエントリーはこのへんで。

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2008年7月 7日 (月)

「夏祭り」な毎日

最近、「午前2時帰宅」が早いと思えるのが、怖い。

Scan100011

この写真は合併前の、上山田広報担当時代の華神輿の写真です。

多分、平成14年の夏。

この年の「広報かみやまだ」の表紙を飾ったこの写真には、夏祭りの神輿の仕事をさせてもらってから名前を知った役員さんがいたりしてね、古いんだけど「新しい」写真です。

たくさんの人が長い時間をかけて準備して、最初は恐かった小頭の面々も、今では私の中では「仲間」だったりする。いや、もっともこれは私の一方的な気持ちなので、いまだに、「お前、名前なんだっけ?役は?」なんて聞かれたりするんだけど・・・。

上山田温泉という所に住んでいると、この「おらが村の祭り」の強い引力を全身に感じる体質だと実感することがある。このお祭りは準備が大変で、今の私の役は私の非力をはるかに超えているのだけれど、それでもたくさんの人々に協力してもらいながら前に進めていかなければならない使命を感じる。この気持ちは、隣の地域の住民には実感としては理解されないものなのだろうと思う。けれど、最近の参加者不足で、千曲市全体を「地元」として再構築しなければ成り立たなくなってきていることも事実だ。

来年に向けての課題がたくさんあって、けれどすべてを来年に解決することはたぶんできない。そんな中で、これまでの先輩方はこの祭りを前に進めてきたのだろうし、そうした伝統が私にも伝わっていることを思うと、なんとしてもこの大きなお祭りを続けていかなければいけないのだな、とまたまた引力を全身に感じる。

観に来たことの無い千曲市民は、今年、ぜひいらっしゃい!
参加してみたい人はこちらまで⇒観光協会のHPへ

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